まではじまる用語
18 語
- マインドフルネスマインドフルネス
マインドフルネスは、今この瞬間の体験を、判断を抑えて注意深く観察する状態・練習です。ストレス低減、感情調整のプログラム(MBSR等)として普及といった側面が挙げられます。注意のトレーニング、反すうの減少、臨床エビデンスが蓄積といった側面からも、この概念が研究されています。
- 摩擦的失業まさつてきしつぎょう
摩擦的失業は、職探しや転職の過渡期に一時的に生じる失業です。労働市場の情報摩擦やミスマッチによります。完全にはゼロにならないが、長期化しなければ問題になりにくいです。
- マズローの欲求段階マズローのよっきゅうだんかい
マズローの欲求段階とは、人間の欲求を生理的欲求、安全、社会的欲求、承認欲求、自己実現の五段階で捉えるモデルです。動機づけを直感的に整理する枠組みとして広く知られています。低次の欲求が満たされると高次を求める、と説明されますが、段階が必ず一方向にだけ進むわけではなく、文化や状況で優先順位は変わります。
- マネタリズムマネタリズム
マネタリズムは、物価は長期的に貨幣供給量で決まり、安定した貨幣成長規則が望ましいとする学派です。フリードマンが代表です。ケインズ的な積極的財政、金融操作に懐疑的といった側面が挙げられます。
- マネー乗数マネーじょうすう
マネー乗数は、中央銀行が供給する基礎通貨が、預金創造を通じて何倍の広義通貨になるかを示す係数です。準備率と現金保有比率で決まります。銀行システムの信用創造の仕組みです。
- 満足化まんぞくか
満足化は、最適解ではなく、「十分良い」解で意思決定を打ち切る戦略です。サイモンの限定合理性です。探索コストを抑え、現実的な選択を可能にします。
- 見えざる手みえざるて
見えざる手とは、アダム・スミスが用いた比喩で、各人が自分の利益を追う行動が、結果として社会全体の利益にもつながることがある、という考え方です。価格という信号が、ばらばらな情報を集約し、資源配分を調整する役割を果たす、というイメージです。一方で外部性や独占がある市場では、見えざる手だけでは不十分だと教えるのが現代経済学のスタンスです。
- ミルグラム実験ミルグラムじっけん
ミルグラム実験は、権威者の指示で、見知らぬ人への電気ショックを増強しうるかを調べた社会心理学の実験です。予想以上に多くの参加者が高電圧まで従ったです。服従と状況の力を示しました。
- 無差別曲線むさべつきょくせん
無差別曲線は、消費者が同じ満足度(効用)を得る財の組み合わせを結んだ曲線です。右下がりで凸型です。予算制約と接する点が効用最大化の選択となります。
- 明示的記憶めいじてききおく
明示的記憶は、意識的に「思い出す」ことを伴う宣言的記憶です。エピソード記憶と意味記憶を含みます。海馬依存の想起、再認といった側面が挙げられます。
- 名目金利めいもくきんり
名目金利は、通貨単位で表示される金利であり、インフレ調整前の利率です。契約書や銀行表示は名目です。実質の判断にはインフレ期待が必要です。
- メタ認知メタにんち
メタ認知は、自分の認知過程(思考・記憶・理解)についての知識と監視・制御です。「分かったつもり」かどうかの校正です。学習効率の鍵です。
- メンタルアカウンティングメンタルアカウンティング
メンタルアカウンティングは、お金を用途や出所ごとに心の中の別口座に分け、異なるルールで支出する傾向です。サラエヴォとティーバースキーが分析です。合理的な fungibility(代替可能性)に反します。
- メンタルモデルメンタルモデル
メンタルモデルは、世界や装置がどう動くかについての心内での因果モデルです。問題解決、学習、誤操作の説明に使われるといった側面が挙げられます。間違ったモデルは頑固な誤解を生みます。
- 燃え尽き症候群もえつきしょうこうぐん
燃え尽き症候群は、長期の職業的ストレスによる、情緒的消耗・脱人格化・達成感低下の状態です。マスラックが職場文脈で定義です。休養、組織改革、役割調整が回復に必要といった側面が挙げられます。
- 物々交換ものものこうかん
物々交換とは、貨幣を介さず、財と財を直接交換する取引の形態です。現代以前の経済や、通貨が機能しにくい状況で見られました。双方が同時に相手の欲する物を持っている必要がある、いわゆる欲求の二重一致の問題があります。
- モラルハザードモラルハザード
モラルハザードとは、契約のあと相手の行動が十分に見えない状況で、自分に都合のよい行動をとってしまうことです。保険や融資の場面でよく話題になります。保険に入ったあと注意がおろそかになったり、融資後にリスクの高い投資へ走ったりするのが典型例です。
- 問題解決もんだいかいけつ
問題解決は、目標状態に到達するための障害を認識し、操作を探索・適用する認知過程です。手段-目的分析、類推、試行錯誤といった側面が挙げられます。洞察(突然の解法)も含みます。