なではじまる用語
11 語
- 内集団ないしゅうだん
内集団は、自分が所属すると認識する集団です。外集団との対比でアイデンティティが強化されます。内集団バイアスで自集団を過大評価しがちです。
- 内発的動機づけないはつてきどうきづけ
内発的動機づけは、活動そのものの面白さ・意味から行動が生じる動機です。外発的報酬が過剰だと内発的動機を損なう(過剰正当化効果)です。学習、創造性の質を支えるといった側面が挙げられます。
- ナッシュ均衡ナッシュきんこう
ナッシュ均衡とは、各参加者が相手の戦略を固定したまま、自分だけ戦略を変えても得が増えない状態のことです。ゲーム理論の中心的な解の考え方です。必ずしも全体として最善の結果とは限らず、複数の均衡が存在することもあります。
- ナッジナッジ
ナッジとは、選択の自由を残したまま、人々をより望ましい方向へそっと誘導する設計上の工夫のことです。デフォルト設定や表示のしかた、文言の変更などが代表例です。強制ではなく、選択の環境そのものを変える点が特徴です。
- 二重過程理論にじゅうかていりろん
二重過程理論は、思考に速い自動的系と遅い分析的系の二つが関わるとする理論枠組みです。システム1/2としても知られます。直感と熟慮の使い分けです。
- 人間性心理学にんげんせいしんりがく
人間性心理学は、人の成長・自己実現・主観的体験を重視し、病理より健全性に光を当てる心理学の潮流です。マズロー、ロジャーズが代表といった側面が挙げられます。クライアント中心療法や自己実現の概念を広めたです。
- 認知地図にんちちず
認知地図は、環境の空間構造について心の中に構築した内部的な地図です。トールマンのラット実験が起源です。ナビなしでも経路を記憶できます。
- 認知的評価にんちてきひょうか
認知的評価は、出来事が自分にとって脅威か挑戦かなど、意味づけによって感情反応が決まるという考え方です。ラザルスです。同じ刺激でも評価が変わればストレスや不安の強度が変わります。
- 認知的不協和にんちてきふきょうわ
認知的不協和とは、自分の中に矛盾する信念や態度、行動が並び立ったときに感じる不快感のことです。フェスティンガーが提唱した社会心理学の古典的概念です。この不快を減らすため、人は態度や解釈をあとから変えたり、選択を正当化したりしやすくなります。
- 認知負荷にんちふか
認知負荷は、作業記憶にかかる精神的負担の量です。内在的(課題の難しさ)、外在的(提示の仕方)、関連的(学習に有効な負荷)に区分といった側面が挙げられます。UI・教材設計、マルチタスクの限界、チャンキングで軽減といった側面からも、この概念が研究されています。
- ノセボ効果ノセボこうか
ノセボ効果は、副作用や悪化を期待すること自体が、実際の症状悪化を引き起こす現象です。プラシーボの逆です。情報開示(「副作用があります」)でも生じえます。