認知心理学
56 語
- 忘却曲線ぼうきゃくきょくせん
忘却曲線は、エビングハウスが示した、時間経過とともに記憶が指数関数的に減衰する関係です。分散学習(間隔を空ける)が保持を改善する理論的根拠です。初期の急激な忘却、復習で曲線をフラット化、意味のある材料は保持が長いといった側面からも、この概念が研究されています。
- ボトムアップ処理ボトムアップしょり
ボトムアップ処理は、感覚データそのものの特徴(エッジ・色・運動)から知覚が組み立てられる処理です。トップダウンと併用されます。データ駆動の分析です。
- 満足化まんぞくか
満足化は、最適解ではなく、「十分良い」解で意思決定を打ち切る戦略です。サイモンの限定合理性です。探索コストを抑え、現実的な選択を可能にします。
- 明示的記憶めいじてききおく
明示的記憶は、意識的に「思い出す」ことを伴う宣言的記憶です。エピソード記憶と意味記憶を含みます。海馬依存の想起、再認といった側面が挙げられます。
- メタ認知メタにんち
メタ認知は、自分の認知過程(思考・記憶・理解)についての知識と監視・制御です。「分かったつもり」かどうかの校正です。学習効率の鍵です。
- メンタルモデルメンタルモデル
メンタルモデルは、世界や装置がどう動くかについての心内での因果モデルです。問題解決、学習、誤操作の説明に使われるといった側面が挙げられます。間違ったモデルは頑固な誤解を生みます。
- 問題解決もんだいかいけつ
問題解決は、目標状態に到達するための障害を認識し、操作を探索・適用する認知過程です。手段-目的分析、類推、試行錯誤といった側面が挙げられます。洞察(突然の解法)も含みます。
- ワーキングメモリワーキングメモリ
ワーキングメモリ(作業記憶)とは、情報を一時的に保持しながら、計算や並べ替えなどの操作を行う記憶システムのことです。思考や理解、問題解決を支えます。容量には個人差があり、チャンク化(まとまりとして覚える)で実効的な容量を増やせることも知られています。