アレのパラドックス

行動経済学

アレのパラドックスとは、人々の実際の選択が期待効用理論の公理と矛盾することを示した有名な選択問題のことです。フランスの経済学者モーリス・アレが1953年に提示しました。

確実な選択肢が含まれるかどうかで人々の好みが逆転し、独立性公理と呼ばれる前提が破られます。この現象は確実性効果として整理され、プロスペクト理論が生まれる契機の一つになりました。

たとえば、確実に1億円もらえるくじを選んだ人が、確率を一律に下げた別の問題では期待値の高い方に乗り換える、といった逆転が起こります。