自己成就予言
じこじょうじゅよげん
自己成就予言とは、根拠の乏しい思い込みや予想が人々の行動を変え、結果としてその予想が現実になってしまう現象のことです。社会学者マートンが提唱した概念です。
予想が行動を導き、行動が結果を作り、その結果が最初の予想を裏づけるという循環が核心です。銀行の取り付け騒ぎの説明に用いられたほか、ピグマリオン効果やステレオタイプ脅威の土台となる考え方です。
たとえば、「あの銀行は危ない」といううわさで預金者が殺到し、健全だった銀行が本当に破綻する、という例が古典的に挙げられます。