現実的葛藤理論

げんじつてきかっとうりろん

社会心理学

現実的葛藤理論とは、集団間の敵意や偏見は、限られた資源をめぐる現実の競争から生じるとする理論です。シェリフの泥棒洞窟実験がその代表的な根拠として知られます。

実験では、少年たちを2つの集団に分けて競わせると敵意が高まり、協力しなければ達成できない上位目標を与えると対立が和らぎました。偏見を個人の性格ではなく集団間の関係から説明する点が特徴です。

たとえば、雇用が減った地域で移民への反感が強まる現象は、この理論の観点から論じられることがあります。