素朴実在論

そぼくじつざいろん

社会心理学

素朴実在論とは、自分は世界をありのままに客観的に見ており、自分と異なる意見の人は無知か偏っていると考えてしまう傾向のことです。社会心理学では対人認知の基本的な前提の偏りとして論じられます。

この前提に立つと、意見の対立は「相手の誤り」として理解され、相手の視点を検討する動機が弱まります。偽の合意効果や根本的な帰属の誤りとも深く関わる概念です。

たとえば、政治的な議論で「事実を知れば誰でも自分と同じ結論になるはずだ」と感じるのは、素朴実在論の表れとされます。