レモン市場

レモンしじょう

ミクロ経済学

レモン市場とは、商品の質を買い手が見分けられないために、質の悪い商品ばかりが出回るようになる市場のことです。米国で欠陥中古車をレモンと呼ぶことに由来します。

経済学者アカロフが示した逆選択の代表例です。買い手が平均的な質を想定して値付けすると、良い商品の売り手は割に合わず市場から退出し、残る商品の質がさらに下がる悪循環が生じます。保証や第三者の検査は、この悪循環を防ぐ仕組みです。

たとえば、中古車市場で状態の良い車ほど売りに出されにくくなるのは、レモン市場の考え方で説明できます。