アローの不可能性定理

アローのふかのうせいていり

ミクロ経済学

アローの不可能性定理とは、個人の多様な好みを集めて社会全体の順位づけを作るとき、望ましい条件をすべて満たす方法は存在しないことを示した定理です。経済学者ケネス・アローが証明しました。

全員が一致する好みの尊重や、特定個人の独裁の排除といった一見ゆるやかな条件を、同時に満たす集計ルールがないことを示します。多数決を含むあらゆる投票方式に何らかの欠陥があることを意味し、社会的選択理論の出発点となりました。

たとえば、3人が3つの案に順位をつけると、多数決の結果が堂々巡りになり、全体の順位を決められないことがあります。