規制の虜

きせいのとりこ

経済学

規制の虜とは、産業を監督するはずの規制当局が、逆に規制される業界の利益に沿って行動するようになってしまう現象のことです。規制が業界を守る道具に変わってしまう状態を指します。

当局は専門的な情報や人材を業界に依存しやすく、退職後の再就職などを通じて業界と結びつくこともあり、監視が緩みがちになります。規制緩和論の有力な根拠の一つです。

たとえば、監督官庁の担当者が業界との長年の付き合いの中で、業界に不利な規制の導入をためらうようになる場面が挙げられます。