知覚の恒常性

ちかくのこうじょうせい

認知心理学

知覚の恒常性とは、距離や照明の変化で網膜に映る像が変わっても、対象の大きさや形、色を同じものとして知覚し続ける働きのことです。安定した世界の見えを支える知覚の基本的な性質です。

大きさ・形・色などの恒常性があり、感覚情報を文脈や過去の知識で補正することで成立します。網膜像をそのまま受け取っていないことを示す現象であり、この補正が特定の条件で裏目に出ると錯視が生じるとも考えられています。

たとえば、遠ざかる友人の姿は網膜上では小さくなりますが、友人が縮んだとは感じないのは大きさの恒常性の働きです。