身元のわかる犠牲者効果
みもとのわかるぎせいしゃこうか
身元のわかる犠牲者効果とは、名前や顔が見える特定の一人の苦境には強く心を動かされる一方、統計上の多数の犠牲者には反応が鈍くなる傾向のことです。寄付や支援の研究で知られています。
具体的な個人は感情移入を呼び起こしますが、数字は抽象的で共感を喚起しにくいためと説明されます。「一人の死は悲劇だが百万人の死は統計だ」という言葉とともに語られます。
たとえば、井戸に落ちた一人の子どもの救出には巨額の寄付が集まるのに、飢餓に苦しむ何百万人への支援は集まりにくい、という対比が典型です。