符号化特定性原理

ふごうかとくていせいげんり

認知心理学

符号化特定性原理とは、覚えたときの手がかりと思い出すときの手がかりが一致しているほど、記憶を取り出しやすくなるという原理です。タルヴィングが提唱しました。

記憶は単独で貯蔵されるのではなく、符号化の際の文脈とともに保存されると考えます。場所や環境が手がかりになる文脈依存記憶や、気分が手がかりになる状態依存記憶は、この原理の具体的な現れとされます。

たとえば、勉強した部屋と同じ場所で試験を受けると思い出しやすい、といった現象がこの原理で説明されます。