カタルシス

社会心理学

カタルシスとは、抑え込まれた感情を表出することで、心の緊張が解消され浄化されるとする考え方のことです。もとは悲劇の効果を指すアリストテレスの言葉で、精神分析にも取り入れられました。

攻撃性の研究では、発散すれば攻撃が減るという通俗的な理解に反し、攻撃的な発散がかえって攻撃性を高めうることが実験で示されています。感情表出の効果は、その方法や文脈に左右されると考えられています。

たとえば、怒りにまかせて物を叩いたのに、かえっていらだちが増していた、という経験はカタルシス説の限界を示す例です。